施工事例

寺社内の建築物は、歴史的な意味合いが大きいことから、使用する木材や宮大工による技術・工法が非常に重要となります。

弊社では施主のご要望に合わせて、特殊木材の調達・安定供給、木材の特殊加工、独自工法の耐火加工、サイズ等オーダーメイド対応が可能です。

また、弊社へのご依頼のみで、特殊木材探しや宮大工探しなどを含めた、建築工事の全てを代表として請負うワンストップサービスを提供しています。

岩手県一関市の水天宮の御社移転新築工事をいたしました。

磐井川水天宮は水難者を慰霊し水魔を払おうと1927（昭和2）年に落慶。1947-1948年のカスリーン、アイオン両台風で流出しましたが、1953年に同市田村町に移転再建。1972年には旧一関図書館の建設に伴い再び移転し、これが旧社殿となります。

旧社殿は2017年に敷地が磐井川堤防脇の道路用地となるために取り壊されたことから、2019年に新社殿を約60メートル北に移転新築いたしました。

一関市は歴史的に洪水に悩まされてきた地域であり、遊水池事業や磐井川堤防拡張工事を経て安全・安心に暮らせるまちづくりが進められています。水天宮は水害の記憶を新しい時代に伝えるとともに、毎年８月には神事で水難防止や一関夏まつりの成功を祈願する例大祭が行われます。